税理士並河の税界よもやま話⑩(H21.1.30)

年が明けてからは1月20日に行われたアメリカのオバマ大統領の就任が世界中の話題を独占した感があり、今回はこれについて述べたいと思います。
★オバマ大統領の就任演説内容
アメリカ合衆国第44代目大統領の就任を祝うため、200万人もの人が首都ワシントンに集まったという事実はいかに国民の新大統領への期待が大きいか想像できます。
就任演説は約20分ほどでその内容は既に報道されておりますが、アメリカの危機に対する再生のため国民に一致団結を呼び掛ける素晴らしいもので、その中で私が印象に残った部分を抜粋しました。
○政府が大きすぎるか、小さすぎるかではなく機能しているか否かが問われている
○今回の危機は市場に対する監視の目がなければ制御不能に陥ることを思い出させた
○成功の礎となる価値観として「誠実さと勤勉、勇気と公正、寛容さと好奇心、忠誠心と愛国心」は普遍の真理である
★アメリカの思い出(星条旗よ永遠なれ)
私自身のアメリカについては東京国税局調査部在籍中の1984年(昭和59年)10月にニューヨークへ2週間出張した思い出があります。
当時の大統領は共和党のレーガン氏(2004年死去)で為替は1ドル260円台でしたから、最近の1ドル90円割れのレートとは隔世の感があります。
仕事とはいえニューヨークに2週間滞在は結構長く感じたため、同行した赤松晃氏(現在はホワイト&ケース税理士法人の代表社員として活躍中)と相談して休日を利用し土曜日にアムトラック(鉄道)でフィラデルフィア、日曜日は飛行機でワシントンへと足を伸ばした。
フィラデルフィア(ペンシルバニア州)は1776年アメリカ独立宣言の舞台になった歴史上由緒ある町で、そこでは星条旗を最初に縫ったという女性の家が観光コースになっていて大勢の見物客で賑わっていました。
家の中に古いミシンが置いてあるだけの何の変哲もないスポットでしたが、歴史が浅く多民族の移住国家として大国になったアメリカにとって国旗である「星条旗」は国家団結のシンボルとしていかに重要視されているかをつくづく感じさせられました。
対照的に歴史あるわが日本では国旗「日の丸」、国歌「君が代」が戦前の反動があるとはいえあまりに疎んじられていることは嘆かわしいことです。
★税繁忙期に突入
さて日本では年明け後は個人の所得税の還付申告の受付を皮切りに、本格的に確定申告期に入り、税務署ではプレハブの相談申告会場の設置、署内のレイアウト変更、人員配置再編成等いわゆる「挙署一体」体制で税の繁忙期に対応します。
この時期は税理士法人みらいでも臨戦態勢で万全を期しており、税に関しての相談等がございましたら遠慮なく来所なり連絡をください。お待ち申し上げます。