税理士並河の税界よもやま話【38】「よもやま話」休刊のお知らせ(H23.5.31)

 平成20年4月に税理士法人みらいへ入社して以来、みらいのホームページ(メルマガ)に毎月「よもやま話」を連載して気がつけば今回で38回になっていました。
当初は表題に税界という大仰な言葉を入れてしまった関係上、私の国税時代の体験談、特に法人税調査にまつわる話を中心に掲載させていただきましたが、国家公務員の守秘義務は退職後も拘束するため、具体的に書きたくても書けず、徐々に世相や自分の過去、趣味、関心事といった文字通りよもやま話が多くなってしまいました。
そして3月11日の大震災の発生とその後の現在まで続く復興過程を見ていると、モノを書く筆に今まで以上に重圧がかかると自分が感じたため、今回をもって休刊することにしました。
あと2~3年のうちにわが国の人口層最大である団塊の世代が定年を迎えることになります。
そうなると将来ますます生産年齢人口が減少して経済成長率が低下していきます。
平成以来国の借金が増え続け(平成22年度末時点924兆円)、財政を悪化させたのは政治家だけでなく国民にも責任があり、若年層や次世代に付けを回す前に受けた恩恵を少しでも返すようにしなければなりません。
それだけに団塊の世代を含む高齢者層はいきいきした生き方を身をもって若い人に見せて社会に還元しつつ世代交代をしなければならないと思います。
今年の夏はまた暑いことが予想されますが、私としてはささやかに団扇、風鈴、下駄、扇風機といったものを購入し、映画「ALWAYS三丁目の夕日」のように昭和レトロで夏に挑戦し、いい汗をかけるようにしたい。
最後にこのコラムに付き合ってくださった方に感謝するとともに、引き続き「税理士法人みらい」を宜しくご愛顧下さるようお願いいたします。