確定申告期を迎えて(H25.2.1)

 新しい年の日本列島には昨年末から寒波が次々と襲ってきており、日本海側の各地では吹雪や豪雪に見舞われました。首都圏でも 1月中旬には水分を多く含んだ重い雪が 1日中降って翌朝は夜間の冷気によって表面が固まり、首都圏の交通は大きく乱れました。早朝から鉄道などの運転見合せが相次ぎ、歩行者は固まった雪道に足をとられ、車はスリップして立ち往生し高速道路を含めて道路は大渋滞となりました。積雪量としては東京都心で 8㎝、横浜市で13㎝と日本海側の豪雪地帯などからみれば微々たるものでしたが、日頃から雪に弱いといわれている首都圏を実証したものでした。
 
 先日気象庁が発表した 2~ 4月の 3か月予報によれば、 2月・ 3月の気温は東日本以西、北日本で低温傾向にあり、春の訪れは遅くなりそうだといいます。とはいえ、気象情報会社では早くも桜の開花予想を出しました。桜の開花が最も早いのが高知市の3 月21日で、全国的には平年並みに咲くところが多いという予想になっています。
 
 さて昨年末の総選挙の結果により政権が変わって 1か月以上が経ち、 1月28日からは通常国会が始まりました。この間円安は進み、株価は上昇しているところであり、現政権は我が国が強い経済を取り戻すための①大胆な金融政策②機動的財政政策③民間投資の喚起といういわゆる「 3本の矢」を放ち、今のところ安定感のある順調なスタートというのが一般的な評価でしょうか。また政府が発表した 1月の月例経済報告によれば、昨年末からの円安、株高を受けて業況判断に明るい兆しが出てきたため、前月までの「弱い動き」に「一部に下げ止まりの兆し」との表現を加え、 8か月ぶりに上方修正されました。
 
 こうして春を待つうちに平成24(2012)年分の所得税と個人事業者の消費税・地方消費税の確定申告の時期を迎えました。私ども税理士は、公共的使命として納税者であるお客様の信頼に応え、「納税義務の適正な実現」を図ることとされております。この使命を達成するため「税理士法人みらい」は、平成24(2012)年分の所得税等の確定申告期に当たり、お客様の正しい申告と納税のために万全の体制で臨んでまいる所存であります。お客様からは、例年どおり申告のための関係資料を早めに提供していただいており、御理解と御協力に厚くお礼申し上げます。
 
 なお、この時期の各税の納付期限について、次のとおりとなっていることを念のためお知らせいたします。振替納税を利用している方は、確実に振替納付ができるよう振替日の前日までに預貯金残高の確認をお願いいたします。残高不足等で振替ができない場合は、さかのぼって納付期限の翌日から納付日まで延滞税がかかります。
 
          (窓口で納付する場合) (振替納税を利用している場合)
 ① 所得税   平成25年 3月15日 (金) 平成25年 4月22日 (月) が振替日
 ② 消費税   平成25年 4月 1日 (月) 平成25年 4月24日 (水) が振替日
 ③ 贈与税   平成25年 3月15日 (金)   (振替納税は利用できません。)
 

税理士法人みらい
代表社員税理士 松尾 正