家相建築設計事務所様 連載(51)~家相の流儀・流派~(H27.11.01版)

皆様こんにちは、佐藤秀海です。
 
今回も拙著「よくわかる家相と間取り」(エクスナレッジ)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
 
○十干・十二支・九星方位早見表
 
今年も11月を迎えようとしています。霜月とも呼ばれる11月には、お子様たちの七五三詣で、各地の神社もあわただしさを増していきます。おそらく、あっという間に11月が終わり、気が付くと師走を迎えてお正月の準備に奔走される神主さんの姿が目に浮かびます。
もちろん、お正月とは新年のスタートで、新玉(あらたま)、つまり、新しい命を迎える大切な行事ですね。また、毎年、多くの人たちが初詣をされることは言うまでもありません。
 
しかし、家相を含めた運命学では、この新年の迎え方が違います。
 
運命学では、12月31日が大晦日ではありません。毎月の月末を晦日と言い、一年の締めくくりを大晦日と称しますが、運命学上、ここで年があらたまることはありません。
 
運命学上の一年の変わり目は、節分です。節分とは、まさに節を分けることですから、ここが大晦日になります。そして、その翌日は立春ですね。一年の節を分けて春を迎える。つまり、新年を迎えるのが立春です。
ですから、運命学上では、1月生まれなど、節分までに生まれた人たちは前年の生まれとして扱わなければいけません。
 
たとえば、私は1960年、昭和35年の9月2日生まれですので、私の十干・十二支は庚子(かのえね)、九星方位は四緑木星となります。
昭和35年の節分は2月4日ですので、2月4日の節分までに生まれた人は、前年の昭和34年生まれになりますね。つまり、その人たちの生まれ星は、己亥の五黄土星になります。
 
ちなみに、昭和34年の節分は2月3日ですので、節分がすべて2月4日ではないことも、覚えていてほしいと思います。
 
どんな運命学でも、その人の生年月日をもとに判断をしますが、どの年度に生まれたかも重要で、運勢判断の大切な要素になります。
家相学でも、その人の十二支方位を重視して、その方位に玄関やガスレンジなどの火気、トイレなどの水まわりを配置しないことが基本であることは言うまでもありません。
その判断基準である十二支方位が違っていては、吉相の家づくりなどあり得ないですね。
 
しかし、今でもこのことを知らずに、間違えている人も多くいます。
皆さんのまわりにも、間違えている人がいるかも知れませんので、ぜひ、確認してください。よろしくお願いします。
 
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