家相建築設計事務所様 連載(130)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、拙著「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 業種別事例 ヒント⑩・保育園編

 

私の事務所では、相談者の方に定期的に連絡を取り何か問題があれば対処できるように心掛けています。ここで紹介する岡山県の保育園の園長先生は、数年前に自宅の建て替えの件で相談を受けた方でしたが、事務所から発送された定期連絡のはがきを見て、久しぶりに電話をいただきました。

 

自宅については何の問題もなくご家族も健やかで安心しましたが、保育園の建て替え計画について相談したいとのことでした。現在の園舎を建て替えるためには、一旦すべてを解体しなければなりません。そのためには、どうしても仮園舎を建てる必要があり、そのための候補地選びに苦労されていたのです。

数日後に現地へ向かい、いくつかあった候補地の現地調査を行いましたが、少々離れてはいますが、家相学上、無難な物件があったのでそこを候補地に決め、その後の打ち合わせのために現園舎に向かいました。

 

現園舎についてから、建物や敷地を初めて見せてもらいましたが、現園舎の建っている南西側の隣地は公園になっていて、そこでは、園に通う子供たちが楽しそうに遊んでいました。その姿を見た時に、「この公園の土地に新園舎を建てられないか?」と思い、そのことを園長先生に伝えると、保育園の建っている土地の一部とこの公園の土地の持ち主は同じで、地元の神社だということが分かりました。公園部分に新園舎を建てて、旧園舎を後から公園にすることができれば、わざわざ仮園舎を建てる必要がなくなります。それによって、建て替え費用のコストを大幅に減額することもできるし、何より、園に通う子供たちにとってもうれしいこととなります。その場で、園長先生に新園舎の建物の構えと配置、出入り口を含めたアプローチの方位など概略を伝えて、その後の交渉をお願いして東京に戻りました。

その後、地元有志の氏子総代さんたちにもご協力いただき、無事に神社からの許可をもらうことができたので、公園部分に新園舎を建てる計画に変更することができました。園長先生のお人柄と先代から長きにわたって地元に貢献してきた功績が、氏神様に御認め頂いた結果だと思います。

次回は、その新園舎について詳しく説明したいと思います。