読書感想文

「税理士法人みらい」の職員が最近読んだ書籍を紹介させていただきます。
興味をもたれた方は、是非読んでみて下さい!


「一瞬の魔」 署:夏樹静子 <19.11.27更新>
夏樹静子の昔の短編小説のひとつで、久しぶりに読み返してみたのですが、あらためておもしろかったです。
愛人関係にある銀行員が老婆の土地売買にからむ裏金の管理をたのまれていたのですが、その老婆が突然死亡し、この裏金の事を誰も知らなかったため二人で共謀して使い込んでしまう。愛人の女性行員は、いつか男性が奥さんと離婚して二人で暮らすことを夢見る。
そんな時、不動産売買の相手先に税務調査がはいり裏金が発覚してしまう。追い詰められた二人は女性一人の犯行にして、偽装自殺を計画する。女性は自分はもしかしたら偽装自殺にみせかけて、殺されてしまうのではないかと不安になるが、それでもいいと思っていたが、一瞬の魔で最後の最後、裏切ってしまう。
以上のようなストーリーですが、夏樹静子の作品はトリックだけでなく男女の心理描写や愛憎がたくみにえがかれ、推理小説の枠を超えていると思います。
テレビの2時間ドラマで相当の本数が放映されましたが、原作はやはりいいと思います。
短編でも充分におもしろいので、時間のとれない方にはお薦めです。
 


「きちんと生きている人がやっぱり強い!」 河出書房新社 著:内海 実 <19.09.25更新>
時代の流れや生活スタイルの変化により、人はそれぞれ考え方や価値観も変わってくると思います。
しかし、どんな時代でも人間には変わってはいけない「大切なもの」もあると思っています。
本書はそんな大切な生き方について書かれています。
1.人を理解し立てる人は人に認められる
2.人や物事に謙虚な人は人に押し立てられる
3.人を思いやれる人は人に愛される
4.明るく前向きな人は人に好かれる
5.柔軟で芯のブレない人は人に信頼される
6.きちんと育てられた人は人とうまくやれる
「あの人なんかすごいな」と感じる人たちは、きちんと生きてる人だからなんだと感じられました。
今の仕事について14年目に入り、今まで沢山の魅力的な人たちに囲まれながら、一生懸命に仕事をしてきたつもりです。
しかし、時間とともに謙虚さが薄れ、傲慢になってきている自分もどこかにあるのでは?
いろんな知識も当然必要だと思いますが、まずは自分の欠点を見つめ直し、自分自身を磨くことが大事だと思いました。
「きちんと生きれる人だからこそ、身につけた知識も活きてくるのでは」そんな風に思います。
人に信頼され、良い仕事をし、誠実に前向きに生きる。
“人として大切で確かな生き方”そんなことを考えさせられる本でした。


「右脳でわかる!会計力トレーニング」 日本経済新聞出版社 著:田中靖浩
財務諸表をビジュアルに捉えた非常に面白い書籍です。
財務諸表の代表選手である、「貸借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」について、それぞれ「財務体質」「儲けの内容」「カネの流れ」を読めるようにしてくれます。
全て、Q&A形式で、回答は選択肢形式になっています。
通常では数字の羅列である財務諸表を、シンプルに図にして、どこの企業のものであるか?という質問が多いです。
楽しめながら、財務諸表が勉強できます。
特に5年間の貸借対照表の推移から、会社を当てさせる問題がありました。
どんな原因により、どんな数字が増減したのかを、自分で予測を立てながら考えて答えを出す。
その過程が勉強になりました。
お客様の試算表の分析にも生かしてゆきたいと考えます。
皆様もぜひご一読あれ! 
     (文責:Y・H) 


「細野真宏の世界一わかりやすい株の本」  著:細野 真宏
非常に基本的なことが絵入りで紹介されていて、株のことをまったく知らない初心者のかたが、まずはじめに株とはどういうものかを知るうえでは非常にわかりやすい本ではないかと思います。
書籍は、
1.上昇相場に騙されない「株式チャート」の読み方
2.プロにカモにされないための「情報」との接し方
3.個人投資家の”強み”を最大限に生かす「銘柄選別法」
4.”西武鉄道の上場廃止”に学ぶ「情報判断力」の磨き方
5.個人投資家に最も適している「中・長期投資」の考え方
6.株の売買をする際の「原則」と「心構え」について
の6章立てになっています。
株式投資に当たっての心構えや情報の見方などを具体例を例示してわかりやすく書いてあります。初心者の陥りやすい失敗例や情報に対する基本的な考え方など過去の実例をもとに説明してあります。
すでにやられている方には、内容が簡素すぎるように思えますが改めて読み返すと当たり前のことが書いてあり自分の投資に対する考え方を見直すきっかけになるかもしれません。
この中の一部を紹介致します。
個人投資家の強みを生かす銘柄選定の章では、個人がプロ(機関投資家など)と対等に戦うための解説が載っていました。
それは、消費者(生活者)としての目線で、ヒット商品を見つけて投資に生かす方法だそうです。これには、具体的な会社の例が乗っていました。
ヒット商品を見つけるのは、ヒット商品を作る生活者が一番適しているそうです。
この章を読んだ時に、アメリカの有名な投資家の言葉を思い出しました。ピーター・リンチという投資家で、「自分の知っているものに投資する」という格言です。間違えていたら申し訳ございません。
成功するための投資方法とは、結構当たり前のことを行うことなのかもしれません。
株式投資に興味を持たれた方や、すでにやられている方でも簡単に読めますので一度読まれてみてはいかがでしょうか。
読まれて、実際に投資された結果については責任は持てませんが。