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稀少生物の生息環境(H24.11.29)

 以前国の天然記念物で絶滅したニホンカワウソについて、拙稿を掲載したことがありました。日本に生息する動物たちの生態について、いろいろな資料を見ていきますと人間による乱獲や環境汚染によって激減している生物がいかに多いかということがわかります。今なお謎の多いウナギについては、乱獲に加えて海洋環境の変化によって稚魚の減少がここ40年間で 100分の 1までになってしまっているという調査結果があります。このため環境省では、ニホンウナギを絶滅の恐れがある野生動物の「レッドリスト」に記載する方針を固めたそうです。確かに、この夏のウナギの高騰は著しく、蒲焼は庶民が手軽に食べられる値段をはるかに超えていました。頼みの綱であるウナギのたまごからの完全養殖は、ようやく稚魚の餌となるのがプランクトンの残骸であることが日本の研究者により突き止められましたが、広く市場に出回る完全養殖までにはまだまだ時間がかかりそうです。
 
 国の天然記念物の中に絶滅の危機から救わなければならない生物として、イヌワシやライチョウなどがいます。イヌワシは個体数の減少に歯止めがかからず、北海道から九州までの山間部に 500羽程度が生息しており、ここ30年間で約 150羽の減少が確認されています。人間が森林管理を放棄して自然環境を悪化させたことにより、イヌワシの餌となる野うさぎなどの小動物が減少したのが原因とされています。鳥類の研究者たちによれば、トキと比べてイヌワシの野生復帰は比較にならない難しさがあるといいます。一方ライチョウは北アルプスや南アルプスの標高 2,400メートル以上の高山地帯に生息していますが、1980年代には約 3,000羽いたものが約 2,000羽に減っていることが最近の調査でわかり、保護の取り組みが強化されています。減少の原因としては、キツネやカラスなどの天敵の増加に加えて登山者による生息環境の汚染が影響しているとみられています。
 
 一昨年のことでしたがかつて秋田県の田沢湖に生息していた絶滅種の「クニマス」が、山梨県の西湖で約70年ぶりに確認されたというニュースがありました。発見の立役者は、東京海洋大学の客員准教授の「さかなクン」たちでした。「人の手で絶滅した田沢湖のクニマスが遠く離れた西湖で人知れず生き延びていたことに感動した」のは、さかなクンばかりではありませんでした。当時77歳の誕生日を迎えられた天皇陛下は、記者会見の中でさかなクンらのクニマス発見に喜びのお言葉を述べられたものです。絶滅したとされるニホンカワウソも日本のどこかの河川で生き延びており、いつの日かひょっこり愛らしい姿を人前に現すことがあるかも知れません。
 
            今年も残り少なくなりました。
            どなた様も御健勝のうちに年の瀬を過ごし、
            どうかよいお年をお迎えください。
 

税理士法人みらい
代表社員税理士 松尾 正

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