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特定外来生物(H25.5.30)

 日本にいる外来生物は、野外に生息しているだけで約 2,000種いるといわれています。明治時代以降に持ち込まれた生物が対象で、渡り鳥や海流に乗ってきた魚など自然の力で来たものは外来生物とはいいません。外来生物のうち、環境になじんで定着するものが10分の 1、その中で危険な生物が約10分の 1といいます。この危険な生物の中で、日本に昔からいる動植物の生態系を乱したり、農作物を荒らしたり、人に危害を加えたりして深刻な被害を及ぼすものは外来生物法ににより「特定外来生物」に指定されています。哺乳類、爬虫類、鳥、魚、植物など 105種が指定されており、飼育・栽培や輸入することが禁じられています。人に噛みつくカミツキガメ、農作物などを食い荒らすアライグマ、湖にいるほかの魚を食べるブラックバスなどがよく知られたところでしょうか。
 数年前、アライグマが急増し、世界遺産の二条城や国宝級の建物の壁や柱を爪で傷つけたことがありました。重文の仏像や京都の大徳寺にある「一休さんの肖像画」のこぶし大の穴とひっかき傷もアライグマの仕業とされました。アライグマは、北米から日本に持ち込まれたものが捨てられて野生化したものであり、人間の仕業であってアライグマには責任はないにしても、農作物の被害が全国的に広がってきているといいます。また、沖縄などには希少動物の生態を脅かしているジャワマングースがいます。ジャワマングースは、明治時代の終わりごろハブやネズミを退治させる目的で沖縄本島などに持ち込まれました。しかし強いハブはほとんど捕獲せず、希少動物の野鳥ヤンバルクイナや奄美大島ではアマミノクロウサギを襲うなど生態系に深刻な影響を与えてきました。このため環境省では積極的な駆除策を進め、これまでに奄美大島だけでも約 3万匹を駆除してきました。その結果最近では激減し、推定で約 1,000匹が残っているとされています。
 東京都と神奈川県の境を流れる多摩川、ペット用などで飼われていた外来種の魚が放たれ、生態系を脅かしている代表的な河川です。多摩川でこれまでに見つかった外来魚は、 200種類を超えるそうです。外国産のナマズ類、熱帯魚のグッピーやエンゼルフィッシュなどが、下水処理水の影響で冬でも水温が24度くらいのところで繁殖しており、今やアマゾン川になぞらえて「タマゾン川」とも呼ばれるようになってしまいました。
 日本は世界でも指折りの動物輸入国で、いらなくなったり大きくなりすぎた理由から近くの川や野山に捨ててしまうという傾向は、多摩川に限らず全国各地で広がっているのが現状です。日本に連れてこられた特定外来生物に罪はありません。罪作りは人間様でしょう。

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代表社員税理士 松尾 正

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