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代表者ブログ 「ニホンライチョウ」(H27.09.01版)

 環境省は6月末、北アルプス乗鞍岳(長野・岐阜県)で採取したニホンライチョウの卵10個のうち9個がふ化したと発表しました。6月27日から28日にかけて上野動物園でひな5羽が、富山市の動物園「富山市ファミリーパーク」でも5個のうち4羽がふ化したものの1羽が残念ながら1週間後に餌を与えても動かなくなり死んでしまいました。ニホンライチョウのひなは、過去の例からふ化後2週間くらいは体調を崩しやすいといわれています。上野動物園でふ化した5羽についてDNA鑑定の結果3羽が雄、2羽が雌とわかり、餌のウサギ用の錠剤や小松菜の千切りなどを食べて元気に育っていましたが、8月26日雄1羽、翌27日雄1羽が死んでいるのが確認されました。原因はまだ不明ということですが、この夏の異常な暑さのせいかも知れません。
 ニホンライチョウは絶滅が心配される国の天然記念物で、絶滅危惧種に指定されています。ライチョウはキジ目・ライチョウ科ライチョウ属の鳥類で、夏冬で体羽の色を変え、周囲に対応した保護色を持っていることはよく知られていますが、アジア、ヨーロッパ、北アメリカにも生息しています。ニホンライチョウは日本固有の亜種で本州の中部山岳地帯の標高2400m~3100mの高山帯にのみ生息していますが、すでに中央アルプスと白山では絶滅している可能性があり、南アルプスを除いた地域でも減少してきているといわれています。富士山には元来ニホンライチョウは生息していませんでしたが、昭和35(1960)年の夏に雄1羽、雌2羽、若鳥4羽を標高2400mの地点に移殖のために放鳥しました。その後、標高2900mの吉田口のツバクロ沢東側尾根などでひなを連れた親鳥が確認されています。
 アイスランドをはじめとする北欧、スコットランドなどではライチョウは狩猟の対象とされ重要な食料源とし、大量に捕られてきた歴史があり、アメリカ大陸でも食料としただけでなく、羽毛も利用されたといいます。豊富に捕れる有用な猟鳥というだけではなく、人工的に増殖されているともいいます。
 日本ではニホンライチョウを積極的に食用にはしませんでした。明治の中頃に試食したとの報告が文献に残っているそうですが、やはり生息地が高地であったり絶対数が少なかったことに加えて、肉に独特の不快なにおいがあったそうです。また江戸時代中期「享保」「延享」のころ乗鞍岳で捕獲したニホンライチョウの飼育を試みたところ、移動の途中で死んでしまったり、餌である高山植物の花・葉・芽・実などが与えられなかったりして、飼育は成功しなかったという報告資料が残っているそうです。現在人工飼育中の貴重なひな6羽が、元気に成長して欲しいものです。
(参考文献:平凡社「絶滅・希少鳥類」ほか)

税理士法人みらい 代表社員
税理士 松 尾  正

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