家相建築設計事務所様 連載(73)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

それでは、昨年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

●すぐにでも実行してほしい、心地よい事務所づくりのポイント.

『方位』のパワーを活用する

方位とは、北・北東・東・東南・南・南西・西・北西の八方位を指す。本来は中央も方位の一つに加えて九方位とするのが正しいが、一般的には八方位と言われている。その八方位には、それぞれ違った特色がある。

八方位の中でも、一番神聖な方位と言われるのが北方位。北はすべての方位の基準になっている。いまだに理由は解明されていないが、磁石が正しく北を指すことは誰もが知っている事実だ。磁石があるので、私たちは北方位を簡単に知ることができるが、正しい北を知ることができなければ、方位学は成り立たなくなってしまう。北は、すべての方位を知る基準となるので、特別なのだ。この北方位では、物事に真理を追求する作業が向いているので、研究などに利用すると成果が上がる。

 南方位は北とは違い、学術的な研究よりもアカデミックな芸術活動に向いている方位と言われている。論理的な思考ではなく、豊かな発想を求めたいときには、この南方位が最適なのだ。芸能人や芸術家の自宅やアトリエの設計では、私も、この南方位の特性をうまく活用することを実践している。

 東方位の特色は、物事を進展させる力を持つこと。新規事情や開発作業に向いている。ビジネスでは、今すぐに成果を得られなくても、先を見据えて先行投資するのも大切なこと。そんな事業には東方位を活用してほしい。

 東南方位は、人間関係を円滑に進め、信用・信頼を得ることができる特色がある。会社の部門でいえば、総務部や人事部、あるいは渉外担当のセクションがお勧め。東南方位にこんな部署を配置すると効果的だ。

 経理などお金に関する部門は北西方位に配置してほしい。北西方位は財産をつかさどる方位なので、最も適している。また、北西方位は権威の方位でもあるので、社長室や役員室など、経営者の部屋を配置してもよい。社長を含めて経営者など、立場のある人間がどの方位のいるのかで、会社の安定度も違ってくるからだ。

今までに、数多くの会社や事務所にこの方位のパワーを活用してきたが、皆さんから喜んでいただいている。方位を使った適材適所。今すぐに、できることから始めてほしい。

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