家相建築設計事務所様 連載(80)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 家相の基本と活用方法のヒント

中心の位置を正確に知ることが大切

 

武術の達人は、自分の体の中心がどこにあるのか理解しているので、すべての動きに調和がとれているという。建物も同じで、中心がどこにあるのかを知ることが、とても大切なのだ。

 

家相学では、建物の中心は重心と同じで、長方形など四角形ならすべて対角線の交点が重心であり、中心になる。家相はシンプルを吉相と考えるので、基本的には凸凹がなく、東西に長い長方形などを基本とする。ただし、建物に凸凹がある場合には、その部分もすべて含めて中心を出さなくてはならない。家相の流派の中には、「小さな凸凹はないものとして中心を出す」などと強引な考え方もあるので間違えないでほしい。必ず、すべて含めて中心を出さなくてはいけないのだ。

 

建物やテナントに凸凹がある場合には、その図面を厚紙に貼り、形どおりに切り取ってコンパスの針や千枚通しのようなものでバランスをとる。このバランの取れた点が正しい中心になる。

 

戸建ての場合には、玄関ポーチや出窓、ウッドデッキ部分は建物に含めないが、北国に多い玄関ポーチを風除け室のように囲んであるものやサンルームなどは、建物の一部に含めて中心を取るので、この点にも注意が必要だ。

 

二階建て・三階建ての場合でも、建物の中心は、大地に根を下ろした一階で判断をする。つまり、二階以上の家相もすべて、一階の中心から判断するのが正しい。基本的には、戸建ての場合には一階の中心からすべての階の家相を判断するのが正しいのだ。

 

ビルなどのテナントの場合には、自分たちが使用する専有部分の面積が基準となる。その階を一社のみで使用する場合には、階段やエレベータなどの共有部分をすべて含めて中心を出すのが基本。複数の使用者がいる場合には、共有部分は含めずに専有部分だけで中心を出すことになる。マンションなどで事務所を開業する時も、自分たちの使用する専有部分のみで判断をすればよい。

 

方位というのは、中心から放射線状に広がるものなので、すべての方位の要がこの中心一点に集約されている。極端なことを言えば、この中心を侵してしまえば、すべての方位を侵すことと同じだからだ。中心を正しく知ることは、開運事務所の実現にはどうしても必要だ。

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