家相建築設計事務所様 連載(83)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 家相の基本と活用方法のヒント

十二支方位の活用のしかた

 

鬼門方位はだれに対しても危険でマイナスの方位だが、もう一つ重要な方位は十二支方位。こちらは、個人ごとにそれぞれ違い、人によって大切にしなければいけない方位が異なっている。家相学をしっかり活用するためには、だれに対しても危険な鬼門方位と、個人よって吉凶が異なる十二支方位の二つを合わせることが大切なのだ。

 

例えば、昭和35年(1960年)生まれの人の十二支は子年となる。子年生まれの人は、北の真ん中の部分、つまり北の正中線を中心にして東西に7.5度ずつ、併せて15度の範囲が子方位なので、ここが自分の十二支方位に当てはまる。

この部分にも、鬼門と同じようにガスレンジなどの火気やトイレなどの水まわり、玄関などの出入り口を設けてはいけないのだ。

 

自分の十二支方位には、火気や水まわり、玄関などの出入り口を配置すると凶相になるが、自分の居場所として使えば、吉相とすることもできる。例えば、先ほどの子年生まれの人は、その方位に自分の執務室を設けると仕事の効率も上がり、やる気も出る。また、重要な顧客との打ち合わせなどに活用するにも適している。つまり、十二支方位は怖がるだけではなく、積極的に活用することも可能なので、この点は鬼門方位とは全く違うのだ。

 

また、辰年・巳年・戌年・亥年生まれの人たちは、特に注意が必要だ。この生まれ年の人たちは、それぞれ東南や北西方位に自分の十二支方位があるが、この東南と北西の二つの方位は、マイナス方位の代表である鬼門方位とは正反対で、まさにプラス方位の代表的なもの。そのため、昔ながらの家相学では、火気や水まわりから玄関、階段に至るまで何から何まで、この東南と北西方位に配置すれば無難とされていた。しかし、今ではこの考え方は改められ、東南の辰方位に部分に火気や水まわり、玄関などが配置されると辰年生まれの人に凶、巳方位の部分なら巳年生まれの人が凶、戌方位なら戌年生まれ、亥方位なら亥年生まれに凶とするのが正しい。

 

この十二支方位の扱い方も家相の進化の一つなので、しっかりと