新年のごあいさつ

新年のごあいさつ<H22.1.4 更新>
 明けましておめでとうございます。
 新しい年、平成22年の年頭に当たりお客様及び関係各方面の皆様方に謹んで新年のごあいさつを申し上げます。「税理士法人みらい」は、お客様及び関係各方面の皆様方の深い御理解をいただき、お陰をもちまして業務が順調に推移していますことに対し職員ともども心から感謝申し上げます。本年も「税理士法人みらい」の充実発展のために一生懸命業務に邁進し、皆様方から一層信頼されるよう努力を惜しまない所存であります。
 さて、一昨年の世界的な金融危機を背景とした景気後退は長期化し、なかなか明るい局面が見えてこない状況にあります。我が国では企業収益の減少や雇用情勢の悪化などが依然として続いており、全体的に将来に対する不安感が漂っています。こうした中、昨年の総選挙では民主党が大勝して54年ぶりに念願の政権交代を果たし、 9月16日には民主党主導による鳩山内閣が誕生しました。新政権は、選挙民に約束したことを断固として守るべきは当然でありますが、現下の困難に際して早急に経済の立て直しのための中・長期的な戦略を樹立する必要があると考えます。そして、日本に再び明るい時代を造り出していくことが使命であり、政権交代をもたらした選挙民である国民に応えることでもあると考えます。
 一方、国の台所はいよいよひどいことになってきました。今年度の国の税収は、当初予算から 9兆円以上減少し約37兆円と発表されましたが、税収が40兆円を下回るのは昭和60(1985)年度以来24年ぶりのことであります。また、国債の発行額は税収を上回る53兆円を超える見通しとなっており、我が国の財政は極めて深刻な状況となっています。
 年が明け、平成22年度予算案、その財源を確保するための税制改正について国会で議論されますが、概算要求総額95兆円を92兆円程度に絞り込むとしても史上最大規模の予算になることは間違いないと言われています。税制改正にしても、厳しい財政事情を反映してガソリン税暫定税率の実質的な延長など、「改めるに憚ることなかれ」とは申せ早くも政権公約( マニフェスト) の軌道修正が行われようとしています。
ところで、間もなく平成21年分の確定申告の時期を迎えます。毎年のことでありますがお客様の正しい申告と納税のためにこの時期を乗り越えられるよう、職員ともども万全の体制をとっているところであります。例年どおり早期資料収集により早期の申告書作成を目指しているところであり、このためお客様には御理解と御協力をいただくことになりますが、よろしくお願い申し上げます。また、電子申告につきましては、このシステムを最大限に活用しお客様の満足度を更に高めてまいる所存であります。
最後になりましたが、皆様方の更なる御健勝と御繁栄を切に願いますとともに、平成22年が御発展の年となりますよう祈念いたしまして、ごあいさつといたします。
税理士法人みらい
代表社員税理士 松 尾   正