今回の研修講師の岩崎先生は元左京税務署長としてご活躍され、現在は弊社の顧問税理士としてお世話になっております。歌舞伎町が税務調査の管轄地域だったという経験が長年あるということで様々な経験をお持ちで、先生の雰囲気もまろやかで、しかし同時に強さを持っていらっしゃる方という印象を受けました。
今回のお話は、国税庁・国税局の仕組み、税務調査の仕組みやチェックポイントを軸に、先生の調査経験からのエピソードなども交え非常に興味深かったです。
先生によると、『税務調査に入るまでの流れがあり、申告書を提出したのち、「総務部」で収受→「管理運営部門」→「法人部門(ここまで約1カ月)」→「調査部が調査対象の会社を選定」→「調査官を指名」という順番をたどっている』そうです。
調査対象とする会社は『黒字で好況な会社を中心に3年に一度くらいの頻度で調査を行う』そうで、見るポイントも毎回絞り、例えば『宅配便の着払いが抜けていないか、前受金・仮受金・預かり金の残高が適正か?』という所を気をつけるということでした。
全部は書ききれませんが、お話しを通じて私が印象に残ったことは世の中の仕組みや人の心理をうまくつかまないと会計処理、税務申告をするのは難しいのだな・・ということをつくづく感じました。
先生、お時間をいただきありがとうございました。