こんにちは、佐藤秀海です。
皆さんは、家相の悪い凶相の家に住むと、どんな災いをこうむるのかご存知ですか?一言で言ってしまえば、不幸になるのですが、不幸にも種類があるので、これから説明します。
そもそも、家相学では建物の吉凶を次の五つの要素で判断します。
1、建物の構え(形)
2、玄関の方位
3、ガスレンジ・給湯器など火気の方位
4、トイレ・浴室など水まわりの方位
5、建物の中心(中央部)の扱い方
建物の構えとは、建物の形のことなので、一般的や長方形を無難とします。凶相になるのは凸凹に変形した構えで、へこんでいるところを「欠け」と呼びます。
この構えと玄関の方位が悪い場合には、その家に住む人の運勢が悪くなるので、自営業の方の自宅には小さな欠けも厳禁です。また、年頃のお子さんがいる家庭では、お子さんたちの結婚運が下がってしまわないように、十分注意して設計するように心掛けています。
火気と水まわりの方位が悪いと、健康運が下がります。ガスレンジなどの火気を凶方位に配置すると、頭痛や脳梗塞などの脳の病、あるいは精神の病を発病する場合もあります。水まわりが凶相の場合には、身体の抵抗力が落ちて風邪などを引きやすくなり、いつも「おなかが痛い」「頭が痛い」など、とにかく元気がでません。
まとめると、建物の構えと玄関はその家に住む人の運勢に影響を及ぼし、火気と水まわりは健康に影響するということになります。
そして、5番目の要素である建物の中心を凶相にしてしまうと、運勢も健康も両方悪くなります。たとえば、建物の中央部に階段を設けてしまった家では、今まで順調だった仕事もトラブルが続き、自動車事故で大怪我をする、あるいは生死に関わる大病を患ってしまうこともあるので、このような中央階段の家を私は設計しません。家の中央部に立体的な欠けを作ってしまう中央階段や吹き抜けを設けることは厳禁なのです。
最近では、この建物の中央付近に窓のないトイレや浴室を配置するケースも増えています。マンションでは以前から見られたのですが、木造住宅でもよく見られるようになってしまいました。確かに、換気扇をつければ建築基準法違反ではありませんが、使い心地がよいとは思えません。もともと、建築基準法は最低基準を定めた法律ですから、ここからレベルアップさせることによって住み心地も増します。建築業界では、「家相を取り入れると家が建たない」といわれることもありますが、家相を正しく取り入れると、建築基準法だけクリアした住まいよりも採光と通風に恵まれ、心地よい住まいにすることも出来るので、これからも、もっともっと、正しい家相を正しく知っていただけるように努力したいと思います。
次回は、今回説明したこの五つの要素について更に詳しく説明したいと思います。家相学は裾野が広く、また奥深い学問なので、ポイントをしぼって理解しないと上手に扱えません。家相学への理解が深まると思いますので、楽しみにしてください。
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