こんにちは、佐藤秀海です。
今回は門と塀、アプローチなどについて説明します。
家相学上、家の周囲をフェンスや塀で囲むことは、とても大切です。神社にも必ず鳥居があり、寺院にも山門がつきものなのは、鳥居や山門に出入りを限定して信仰の場と人間の生きる場所を区切ること。つまり、結界を作るためでもあります。
地鎮祭でも、敷地の四方に竹を立て、しめ縄を張って紙垂をたらしますが、これも神様にお下がりいただく場所を結界とするためのもので、大切な意味があるのです。
人間の住む家の家相も同じで、家の周囲を取り囲み出入りを限定することで、災いよりも多くの喜びことを招き入れることができます。
たとえば、北東の表鬼門や南西の裏鬼門にこの出入り口を設けてしまうと、喜び事よりも災いが多く入りこみ、次から次へとアクシデントが起きてしまいますが、吉相と言われる東南方位や北西方位の出入り口は、これとは反対に喜び事を多く招いて災いを入りにくくしてくれます。この喜び事と災いのバランスが大切で、差し引き、プラスの収支に収まれば吉相で、家族に笑顔が絶えません。
また、門扉と玄関の間にトイレの汚水管を通してしまい、その上を歩いて家人が出入りをしてしまうのは大凶相です。このケースは本当に多くあるので、皆さんもご自宅の配管経路をチェックしてみてください。
特に、ご家族の中に金縛りなどでうなされているのであれば、なおさらです。
こんな家相にしてしまうと、金縛りはもちろん、原因不明の発熱や腹痛など、心霊的な世界で霊障と言われる事態を招きます。この霊障はとても厄介なもので、解熱剤などの投薬で治るものもあれば、薬がまったく効かないものまで幅が広く、手を焼きます。
また、症状の出方も人によってまちまちで、霊的な出来事に敏感な体質の人には激しく出ますが、こういうことにはまったく影響されないつわものもいます。
もともと家相は不公平なので、ある意味、これも仕方がないのです。
たとえば、お酒。体質によっては一升酒を飲んでもケロッとしている人もいれば、おちょこ一杯の酒で倒れてしまう人もいますよね。これと同じで、家相の影響も人によって出方が違います。この汚水管の問題は、違いが顕著で、いつも悩まされる問題なのです。この配管経路を修正したおかげで、金縛りなど冷笑がよくなった人も多いので、しっかりと覚えてほしいと思います。
いくら素敵な建物を建てても、門や塀がしっかりしないと、どうしても家の格が下がります。建物に多くの予算がかけられないときでも、門や塀など外回りの家相に工夫を凝らすことで、家の格を高めることも可能です。
家の周囲はフェンスや塀で仕切り結界を設けて出入りを門扉に限定すること。そして、門扉と玄関の間にトイレの汚水管を通らせないこと、この二点は、しっかりと実践してほしいと思います。