こんにちは、佐藤秀海です。
今回はバルコニー・サンルーム・ウッドデッキ・インナーテラスなどについて説明します。
①バルコニーについて
家相学上、バルコニーは建物の一部として扱わないので、方位も含めて自由に設置することが可能です。広々としたルーフバルコニーも可能なので、私も二階をリビングにするプランの時には、このルーフバルコニーを庭代わりに使用できるように工夫します。ガーデニングや日光浴など、施主さんたちも有効に活用されているようで、おおむね好評ですね。特に今まで半間(約90㌢)の幅しかないバルコニーで窮屈な思いをされていた人にとっては、洗濯物を干す作業一つとっても、格段に便利さを実感されるようです。特に、女性の下着など外から見えないように干すこともできるので、いらぬストレスも掛かりません。子供用のビニールプールで夏場に水遊びもできますね。いろんな使い方ができて、その上、家相の制約もありません。うまく活用してほしいと思います。
②サンルームについて
サンルームはバルコニーとは違い建物の一部として考えるので、家相の制約を受けてしまいます。そのため、建物の構えに影響するので、張りや欠けに注意しなければいけません。家相学上、床や壁、天井で囲まれていれば建物の一部として扱いますので、全面ガラス張りのサンルームであっても、やはり、建物の一部として考えなければならないのです。働く女性にとって、洗濯物をいつ、どこに干すかは大切ですね。夜のうちに洗濯を済ませてしまう人もいれば、早起きしてでも朝に洗濯をする人など様々です。梅雨時や花粉症のシーズンなど、サンルームがあれば便利ですね。バルコニーや洗面脱衣室につなげたサンルームなら、作業効率も大幅アップします。しかし、建物の一部として扱うのをお忘れなく。特に、一階部分よりもはねだした形でサンルームを設けてしまうのは厳禁、立体的な欠けを作ると大凶相になってしまいます。
③ウッドデッキについて
ウッドデッキは、リビングやダイニングなどに連続して設置することが多いですね。床と同じ高さで施工できるので、うまく使えばリビングと合わせて広々とした空間を確保できます。しかも、バルコニーと同じように建物の一部として考えないので、方位に関係なく設置することもできます。間取りの制約で、広いリビングが取れなくても、ウッドデッキ気を活用することで補うこともできます。周囲の視線が気になるようであれば、デッキの周りに目隠しをしてください。高めの目隠しをする場合には、ルーバー(格子)タイプのモノを使ってください。これなら光も風も通るので、おすすめです。板を使う場合にも、途中にスリットを入れるなどして、光や風を通す工夫をしてください。植木鉢など植栽などで目隠しする方法もいいですね。
④インナーテラスについて
最近ではリビングの一部をインナーテラスとして、そこをペットのスペースとする施主さんが増えています。インナーテラスは室内と室外の中間なので、ペットのスペースに適していますね。先日設計した家では、玄関からリビングまでインナーテラスでつなぎ、そこを愛犬のスペースにしました。リビングで家族と一緒に遊ぶこともでき、散歩にも玄関から一緒に出掛けられるので、たいへん喜んでいただけました。このインナーテラスを家相学上、無難にするポイントは、インナーテラス部分を吉相の張りにすることです。どうしても欠けの要素があるので、その凶相を補うためにも、吉相の張りを設けてほしいと思います。
建物は室内だけではなく、バルコニーやサンルールなど室外との関係をよくすることで、もっと素敵になります。いろいろと工夫してください。