皆様こんにちは、佐藤秀海です。
それでは、昨年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。
●家相の基本と活用方法のヒント
家相は一つではない
いくつもの流儀や流派がある
家相という学問は歴史も古く、起源は四千年前とも五千年前ともいわれている。歴史ある学問ゆえ、いろいろな考え方があって幅も広く奥も深い。そのため、書店に並んだ書籍の内容もそれぞれで、中には全く違う考え方をした家相書もある。まずは、家相にはいくつもの流儀や流派があって、いくつもの考え方があることを知ってほしい。
例えば、方位の北を示す北には2種類あることをご存じだろうか?2種類とは「真北」と「磁北」で、真北はシンボクと読み、簡単に言えば地図上に示される北のこと。磁北はジホクと読み、こちらは磁石が示す北のことだ。自然の理の一つでもある家相学は、磁北を基準とするのが正しい考え方だが、中には真北を基準とする流派もある。真北と磁北を比べると、二つの北は約7度ずれているので、この違いが家相の吉凶判断に大きく関わってくるのだ。
東西南北など、八方位についても考え方が異なる。八方位はすべて均等の角度で、一つ方位の大きさが45度であることが正しい。ただし、中には、東西南北がそれぞれ30度で、残りの北東・東南・南西・北西の四方位を60度とする流派もある。方位の範囲が違えば、当然、吉凶判断も違ってしまう。
また、家相の吉凶を判断する大切なものの中に、火気と水まわりがあるが、この考え方も違っている。火気とは、ガスレンジやIHヒーターなど調理に使うもの、あるいは室外にあるガス給湯器を指すが、電子レンジやエアコンの室外機まで含める流派もある。水まわりはトイレと浴室、浄化槽や汚水管のことを指すが、洗面台や屋外の外水道まで含める流派もあるので、制約だらけでまともなプランができなくならないかと心配になってしまう。
このほかにも、流儀や流派によって考え方が異なる部分はたくさんあるが、これから正しい家相の考え方を厳選して説明したい。いろんな流儀や流派に惑わされず、皆さんには正しい家相の智慧を知ってもらい、開運事務所の実現に生かしてもらいたい。