皆様こんにちは、佐藤秀海です。
それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。
●家相の基本と活用方法のヒント
経営者は自宅の家相も大切にしたい
私も経営者として事務所を構えているが、もちろん、地相も家相もすべてにこだわり、施主や相談者に少しでも喜んでもらえるように努力をした。私の場合は出張も多いので、事務所に常駐するわけではないが、一日の大半を事務所で過ごすこともある。ただし、どんなに忙しくても事務所に泊まりこむことはない。事務所は仕事をする場所であって、寝る場所ではないからだ。もし、事務所に寝泊まりするなら、それに合った家相にしなくてはならないだろう。
私の自宅も、地相も家相もすべてに気を配ってあるが、それは、当たり前のこと。運命学では「人の魂は住んでいる(寝ている)場所に宿る」といわれているので、すべてのことは自宅を起点として考えることとされている。例え、一日のほとんどを事務所で過ごしたとしても、運命学の起点はあくまで自宅となり、自宅を自分の魂が宿る場所として考えれば、大切にするのは当然のことともいえる。
住宅事情もいろいろあるので、すべての経営者が100坪の敷地に50坪の家を建てるのは無理だが、ただし、自分の与えられた条件の中で、常に最良の選択を目指してほしい。すぐにあきらめてしまうのは、経営者にはふさわしくない。
今までには、個人の自宅としては想像もできない広さの豪邸も拝見したし、敷地が広すぎて測量ができず、航空写真で何とか全体を把握したこともあった。また、考えられないほどの高価なマンションも観てきている。広くても、高くても、それだけではだめ。
最終的には、広さや値段ではなく、どれだけの思いがこもっているのかで、その家の価値が決まる。思いの中には、当然、家相の知恵も含まれているのだ。
敷地や予算に余裕があれば、自分の思い通りに自宅を建てることもできる。そこには、自分の思い通りに自宅を建てた喜びがあるだろう。しかし、自分の思いを我慢して、家相の知恵を取り入れることで、本当に大切な健康や幸運を手に入れることができる。しかも、この喜びは、一過性ではなく、長きにわたって続く喜びなのだ。
もし、予算の関係で土地が狭かったとしても同じこと。そこであきらめなければ、工夫と熱意で家相の知恵も取り入れることも十分可能だ。
すべての建物には思いがこもる。特に、自宅の場合にはその傾向が顕著だ。そのため、開運事務所を持つことも大切だが、自宅はそれ以上に大切にしてほしい。与えられた条件の中で常に最良の選択を心がけ、とにかくあきらめずに家相の知恵も取り入れてほしい。