家相建築設計事務所様 連載(92)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 事務所別偏 独立した事務所のポイント②

道路との関係に注意する

 

土地選びにも関連することだが、土地と道路との関係はとても大切なポイントだ。

建築基準法でも、一定の幅員を持った道路と接していない土地に建物を建てることはできない。

法律上、道路として認められない道路(幅員が狭いなど)に接している土地は「死に地」と扱われてしまう。敷地を生かすも殺すも、道路にポイントかあるのだ。

 

敷地に対して道路が突き当たる土地は、家相学上、「ドンタク」と呼ばれる凶相だ。もっとも危険なのは、この道路が突き当たった場所に建物の門扉と玄関が一直線上に配置されたケース。こうなってしまうと開運事務所にはふさわしくない。

ドンタクであっても、道路が突き当たった場所に建物を配置せず、もちろん、玄関アプローチも避けた設計にすることで凶相を軽減することはできる。ただし、ドンタクの土地を選ばないことが最良であることに変わりはない。

 

土地の中心からみて、北東の表鬼門・南西の裏鬼門方位に道路が接している土地にも注意が必要。こんな土地は「鬼門道路の土地」と呼ばれている。

この場合、事務所の出入り口や門扉が、自然に凶相の鬼門方位に配置されやすいのだ。

特に、土地の間口(道路と接している部分)が狭いと、この鬼門方位を避けた設計プランの作成がとても難しくなってしまう。今までの経験からも、間口の狭い鬼門道路の土地では、開運事務所にふさわしい建物の実現は難しいので、避けてほしい。

 

道路からみた敷地の高低にも注意が必要だ。

道路よりも高くなっている土地は心配ないが、道路よりも下がっている、低い土地は凶相になってしまうからだ。

こんな土地に事務所を建てても運気が下がるだけ。雨水が道路から流れ込んでしまうような土地では運気も上がらないので、しっかりと注意してほしい。

 

一般的に、南道路や東道路に接している土地は吉相といわれている。

確かに、土地の北側が高くなり、南道路に向かって雨水が流れていく土地や、西側が高くなって東道路に向かって緩やかに傾斜している土地は最良だと思う。

だからといって、北道路や西道路の土地がすべて悪いわけではない。北道路や西道路の土地であっても、道路からのアプローチと建物の配置に工夫すれば、十分に活用できることも理解してほしい。