家相建築設計事務所様 連載(93)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 事務所別偏 独立した事務所のポイント③

玄関「出入り口」が大切

 

北道路の土地の場合、家相を考えなければ、北東の表鬼門に出入り口を設けてしまうかもしれない。

西道路の土地でも、南西の裏鬼門方位に出入り口を設けてしまうことも多くあるはずだ。

そのため、昔ながらの家相学では、北道路の土地や西道路の土地を「凶相の土地」としていた時代もあった。

確かに、北東は表鬼門、南西は裏鬼門方位なので、ここに出入り口を設けては凶相だが、鬼門を避けて出入り口を設ければ問題はない。つまり、それだけ、出入り口の方位が大切にされてきたということだ。

 

例えば、東道路の土地に事務所を建てたとしよう。

その事務所の出入り口を、東方位に配置したとする。北東の表鬼門を避けているので、ここまでなら何の問題もないはずだ。

ただし、この事務所の経営者が卯年生まれであれば話が違う。

卯年生まれの場合には卯年の方位、つまり、東の真ん中の15度範囲が自分の十二支方位となり、この範囲に出入り口を配置すると凶相になってしまうからだ。

開運事務所にするためには、鬼門方位だけではなく、経営者の十二支方位にも出入り口を配置してはいけない。

この二つを守ってこそ、開運事務所を実現することが可能になる。

 

もう一つの注意点は、出入り口を引っ込めてしまうこと。

設計上、あえてくぼみを設けて出入り口を作るケースを多く見かけるが、これは、運気を下げることに直結するので、やってほしくない。

鬼門方位や経営者の十二支方位の出入り口で、さらにこのくぼみを設けてしまうのが最悪のケース。このような事務所では発展性が乏しく、繁栄は期待できない。

 

たまに見かけるケースだが、出入り口がどこにあるのか、わかりにくい事務所もある。凶相方位を避けるためなら問題はないが、看板やサインもなく、どこからアプローチするのがわからないのは論外だ。方位は勿論大切だが、出入り口はわかりやすい位置に設けることが大原則。看板・サイン・照明・植栽など、いろんなものに気を配り、わかりやすく、そして、入りやすい出入り口にすることは、言うまでもないことだろう。