皆様こんにちは、佐藤秀海です。
それでは、拙著「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。
●事務所別偏 住居併用型事務所のポイント⑫
住宅と事務所が同じ建物のケース
一つの建物の中に住宅と事務所がある場合には、家相学上、住宅と事務所それぞれに玄関や出入り口を取り、建物の内部で行き来をしないことが吉相とされます。
事務所への出勤は、住宅の玄関からいったん外に出てもらい、あらためて事務所の出入り口から建物の中に入ることになるので、面倒に感じるかもしれませんが、こうすることでプライベートと仕事の区別がつき、結果的には仕事の効率も上がります。
もちろん、住宅は住宅の中心から、事務所は事務所のみの中心を取って、それぞれ別々に方位を観て、家相の吉凶を判断します。
住宅と事務所の仕切り方については、1階が事務所で2階が住居ということもあるし、1階の一部のみが事務所になることもあります。
家相を優先するなら、階数別に完全に仕切られていることがベストです。
住宅には住宅の気があり、事務所には事務所の気があるので、この2つがまじりあうことはマイナスになります。そのため、内部で出入りをしないことが家相の基本となるのです。
少ないスペースで十分な事務所の場合には、どうしても住宅の一室を事務所にするケースが増えてきます。この場合には、玄関もトイレも共用で、プライベートと仕事の区別があやふやになります。
便利なようでも、実際にはどちらにも集中できずに思ったようにはいきません。
こんな時には、普段着から仕事着に着替えるなど工夫して、メリハリをつけることが大切です。
特に、ご家庭に小さなお子さんがいる場合には注意が必要です。
以前、相談を受けたケースでは、当時5歳の女の子が、仕事で来訪されたお客様のお茶出しを手伝い、それをほめられたのがきっかけで、毎日のようにお茶出しの手伝いをしていました。しばらくすると、その子がよく熱を出すようになり、私のところに相談がありました。
すぐにお茶出しをやめさせ、プライベートと仕事をしっかりと区切るようにいくつかアドバイスをすると、その子の体調も回復しました。
小学校の低学年までは、体調に影響が出やすいので、特に注意してほしいと思います。