家相建築設計事務所様 連載(109)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

それでは、拙著「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

●目的別偏 ヒント④商談や打ち合わせがうまくいく

商談や打ち合わせをスムーズに進めるためには、東南方位と南西方位の象意を活用するのがおすすめです。

東南方位の象意には、成長・成熟など、充実した状態を示す意味があります。しかも、穏やかにその状態を維持してくれます。この、穏やかな象意がポイントです。

ビジネスというと、無駄を省いて効率優先が最も大切とされやすいのですが、それだけでうまくいくのなら話は簡単ですね。書類や数字だけでは商談はすすみません。現実的には、書類の内容や数字の裏側にある意味を説明する人の言葉があって、書類や数字が生きてきます。そして、説明する人に穏やかな気がなければ、本来の意味が相手には伝わりにくくなってしまいます。

この東南の穏やかな気を、さらに生かすのが南西方位です。
南西方位には土の精気があります。これは、包容力を表す象意なので、東南の持つ穏やかな象意とはとても相性が良い。
土は水ほどに形を変えることはてきませんが、岩石のような硬さもなく、それなりに自由に形を変えることが可能です。雨水を優しく染み通らせる柔軟性と、濁った水さえろ過する清浄さも持ち合わせています。

商談スペースを複数持つことが可能なら、東南方位と南西方位のそれぞれに設置してください。
初期の段階の商談や打ち合わせは、穏やかに進めることを優先して、東南方位のスペースを利用します。詳細にこだわることなく、全体の流れを穏やかに整えてください
流れができれば、今度は南西方位のスペースに移動してください。
細かな問題など、南西方位の持つ包容力を活用して、自然に解決にむかわせることができます。まず、穏やかな流れを作り、問題への対処は、その流れに乗って自然に解決することを目指してほしいと思います。

家相という学問は、とても効率的にできています。
問題解決のためには、問題を複雑化することを避け、シンプルに穏やかにすることを最優先します。そして、流れを大切にして解決に向かう、この理が家相学の本質です。