皆様こんにちは、佐藤秀海です。
それでは、拙著「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。
- 業種別事例 ヒント⑤飲食店
一口に飲食店といっても、いろんな業種があります。今までの相談例でも、中華料理店・日本そば店・うどん店・ラーメン店・フレンチレストランなどがあり、中には居酒屋やキャバクラ、クラブからの相談もありました。
その結果として、飲食店は家相の影響を受けにくい業種のように感じています。
例えば、店舗の立地から設計、デザインや接客にこだわったとしても、出された料理がまずくて高ければ、当然繁盛店にはなりません。
反対に、たとえ家相が悪くても、料理が抜群にうまくてものすごく安ければ、繁盛店になる確率は高くなります。
これは、家相の影響よりも、人間の欲、食欲の影響が強いからかもしれません。
以前、パチンコ店の家相相談を受けたこともありますが、この時も同じで、人間の金銭欲はものすごく強くて、家相の影響を超えるのでないかとも感じました。
ただし、一食の単価が何万円、何十万円もする高価な料理を提供する店は別です。こんな店は家相の影響をしっかり受けることになるので、店舗の構えから出入り口の方位、火気の位置など慎重に配置する必要があります。「安くてうまい」を売りにする店とは、違います。
居酒屋やキャバクラ、クラブなどお酒や女性の接待を主としたお店も、家相の影響は少ないと感じています。
ただし、男女間の喜びごとに縁が強い「西方位」に出入り口を設ける家相は別で、この影響は強く出るので、繁盛店の出入り口が西方位にある確率は、高いですね。
キャバクラ店を何店舗か経営しているオーナーからのご依頼で、その店舗の現地調査をしたことがありますが、思った通り、売り上げナンバーワン店舗の出入り口は、しっかり西方位にありました。中には、南西裏鬼門に出入り口のある店舗もありましたが、こちらは売り上げ的には問題はないのですが、接客するホステスさんの出入りが激しく、売掛金の回収にも苦労するなどトラブルが多く起こるなど、こんなところにも、裏鬼門の凶作用が出ているのかと納得しました。
単純に安くてうまい店を求める顧客には、家相の影響は少ないかもしれません。ただし、それだけではなく、居心地の良さや安らぎといった幸福感を求める顧客には、家相の知恵を駆使した店舗づくりが必要だと思います。