こんにちは。
税理士法人みらいの高橋です。
今回、弊社顧問先である有限会社オーロラ印刷の山本社長が所属され会長を務められている「非核・平和をすすめる西東京市民の会」と、西東京市との共同企画・制作映画。
『忘れてはいけない記憶~西東京市にもあった戦争・原爆の記~』を見てまいりました。
さて会場。
田無駅のアスタ2Fの中央ホール。
この通りの大盛況(3Fから見ている人も!)
14時、上映開始。
映画の前半パートは、西東京市内の戦跡や空爆体験者の証言を紹介するドキュメンタリーパートとなっている。
なぜ西東京市で空爆があったか。
西東京市は、戦時中、航空機エンジンの生産拠点であった中島飛行機武蔵製作所に隣接していたため、この工場や市内の関連工場を目標とした空襲により大きな被害を受けました。なかでも、1945年(昭和20年)4月12日のアメリカ軍のB29爆撃機による空襲では、春霞のために目標であった中島飛行機武蔵製作所を大きく外れ、1トン爆弾が田無駅前、保谷町などに多数投下され、100人以上の犠牲者が出ました。(西東京市HPより引用)
西東京市では、この4月12日を「西東京市平和の日」と定めています。
戦争の惨劇を記憶に留め、平和の大切さを伝えるために、今回4月8日にこのイベントが開催されました。
当時の空襲による状況の証言。
とつとつと語られる様子が、胸をうつ。
自分もよく知る、あの場所。
時間も空間も、どこか違う世界のことのようだった戦争とその惨劇が、身近に迫りました。
次に後半のアニメパート。
製作はアニメーションクリエイターの外村史郎さん(主役の指田氏の声優も務める二刀流!)。
ストーリーは、西東京市の初代市長である指田 吾一氏の著書、『原爆の記』がベースになってる。
当時は軍医として勤めていた指田氏だったが、広島の方へ招集がかかり、そこで被爆してしまう。そこで彼が目の当たりにしたものは…。
炭を塗ったような重厚な絵柄。
まるでこの炭が、「死」や「混沌」を象徴しているかのよう。
そして使われる色使いも大胆。
白と、黒と、血や炎で使われる赤など炎色系がメイン。
戦争とは、白と黒と赤である。
アニメーター外村さんの鬼気迫る演出描写だった。
作中に数秒だけ入るカット。
戦争のない「色のある時代」がまるで桃源郷のように描かれる。
物語は最後、復興に向けて、日本が少しずつ「色」を取りもどしていき、希望をうたう形で幕を閉じる。
映画の後は今回の製作に携わった3名。
山本社長と外村さんと池澤市長のトーク&インタビュー
山本社長が、こう語っていた。
『映画が好きで、自分で映画を作りたくなった』
『そして映画を作るなら、何かしら社会のために訴えるものを作りたかった』
『今日の山本は、18歳の山本です』
山本社長の、青春にほかならないのだろう。
西東京市の歴史
戦争と平和
山本社長の生き方
自分自身を見つめなおすとても貴重な体験ができました。
次回上映予定は5月27日の保谷こもれびホールとのこと(もしかしたら変わるかも!)。
ご興味のある方は、下記の西東京シネマ倶楽部のHPより、お問い合わせください。
https://nishitokyo.shop-info.com/1950811/
YouTubeで、予告編をご覧になれます。是非ご覧ください。
また4月12日(水)は式典が催されます。
式典に関する詳細は、以下のリンクをご覧ください。
https://www.city.nishitokyo.lg.jp/press/2023/press_heiwa2023.html