こんにちは、佐藤秀海です。
今月から数回にわたって、家相建築について紹介させていただきます。
まず、私の略歴を説明します。
佐藤秀海(サトウ・シュウカイ)
住宅アドバイザー、建築士・取引主任者
1960年、東京都出身。法政大学経営学部卒業。
家相家の鶴野晴山氏が運営する日本家相建築協会において設計室長を務める。
現在は有限会社家相建築設計事務所代表取締役。家相建築家として、住宅・店舗・事務所などの設計監理と、リフォームやマンション選びの相談を受けている。
そのほかにも、住宅アドバイザーとして、土地などの資産の有効活用から賃貸物件の選び方まで幅広く相談を受ける。
全国各地で家相セミナーの講師を担当し、住宅に関するコラムの執筆活動もすすめている。
また、千勝神社(茨城県つくば市)では、祭礼に神主としてもご奉仕している。
私が家相の仕事に携わったときは、建築に関してまったくの素人で、また、神棚も仏壇もない家庭に育ちましたので、信仰にも縁がありません。そんな私が家相の大切さを知ることになり、その後、独学で建築士の資格を取得し、今では神主まで勤めさせていただいています。
私の生き方をみごとに変えてしまった家相ですが、実は、最初から信じていたわけではないのです。正直言って、半信半疑でした。
しかし、家相の悪い家に住むと、本当に病気になったり、今まで順調だった仕事がうまくいかなくなったりするのです。この体験はとても強烈でした。
自分の設計した家の家相が悪く、大切なご長男を失ってしまった父親の号泣する姿は、今でも忘れることができません。こんな出会いが私の心に火をつけて、それからはまじめに家相の勉強に取り組み、家相を活かすためには建築の知識も欠かせないとの思いから、二級建築士の資格を取りました。そして、自分の生き方をまじめに考えるようになれば、自然に信仰との縁も深まり、神主としての立場もいただきました。
私の仕事は、家の新築やリフォームの際に、家相の智慧と建築の知識を転ばぬ先の杖として活用することです。そのため、建築に関する最新の情報を知り、皆さんに喜んでいただける設計の技術を磨くことは大切ですが、最近、これだけでは足りないと思い始めています。豊かな人生を歩むためには、もっと幅広い知識が必要ではないか。昔から言われているように人間の生活に欠かせないものに衣・食・住があります。どんなものを着てどんなものを食べるのか。住まいの中に衣食をどう整えていくのか。豊かな人生を提案したいのなら、まだまだやるべきことはたくさんあります。
そして、衣食や住まいが足りても、夢や希望がなければ、豊かな人生とはいえないと思うので、まずは、自分から生き生きと生きることを実践しています。
これから、家相に携わった20年の経験から得たことを毎月発信します。実例などもいくつかお知らせしたいと思いますのて、ぜひ、楽しみにしてください。
■URL:http://www.kaso.co.jp/