皆様こんにちは、佐藤秀海です。
今回も拙著「よくわかる家相と間取り」(エクスナレッジ)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。
方位の特性を生かして
使う人や内容にあわせた書斎に
●仕事専用の書斎は北側の場所が最適
書斎と一口に言っても、その部屋がどんな使い方をそれるのかによって方位が異なります。
方位的には、北側は神経が集中できる方位で、仕事や勉強に励みたい人に向いています。絵を描いたり、曲を作ったりなど芸術的センスを磨きたい人には、南側が良いでしょう。
たとえば、音楽を聴いたりゲームをしたりといった趣味で使うホビールームの場合には、より多くの採光が入る家の南側の場所が適しています。しかし、仕事で使う場合には、北側の場所が適しているのです。
書斎を仕事と趣味で区別しない場合は、方位の特性を利用した配置場所があります。
その書斎を使う人が経営者の場合には、適している方位は北方位。家相学的に、北方位の書斎を利用していると、部下に対する指導力が高まり、部下から信頼も得ることが出来て、職場の人間関係が良好になります。
企画や開発、研究職についている人に適しているのは東方位です。過去の分析などから斬新な発想が生まれるということもあり、創造的な仕事をしている人に向いています。
芸術家、政治家、弁護士などに適しているのは南方位です。
西方位は銀行など、金融関連の仕事についている人に適しています。特に、資産運用のジャンルに携わる人には、北西方位が最適です。
方位にはそれぞれ特性があるので、書斎を配置する場合には特性を生かすようにしてください。
●主寝室の中の書斎は要注意
主寝室の一部に書斎コーナーを作るケースがありますが、注意が必要です。妻が寝ているときに夫がパソコンなどで作業をしていると、照明の明かりやキーボードの音などで睡眠が妨げられるということもあり、健康の面でも好ましくありません。寝室内の明かりや音には十分に注意してください。
本来、寝室はゆっくり休むためのスペースですから、書斎は別の部屋に設けてほしいと思います。独立した書斎は、主人の社会運や家庭運も向上する効果も期待できるので、試してほしいと思います。