職員ブログの紹介(H27.12.01)

◆「職員ブログ」第71回目、仕事やプライベートなど、職員の紹介を兼ねまして普段の何気ない話しを載せていきますので、軽い息抜きにご覧いただければと思います。
今回は、相澤です。


◆職員ブログ【相澤】
「水木しげる」
 既にニュースなどでご存じの方も多いかと思いますが、11/30に水木しげる氏が亡くなりました。私は「ゲゲゲの鬼太郎」が全盛期だった頃に育った世代ですので、小学校の図書室にあった妖怪の本を読み、テレビアニメもよく見ました。中学生以降はNHKドラマ「のんのんばあとオレ」や、ちくま文庫から出版されている「水木しげるのラバウル戦記」などを読んだ記憶があります。
 水木しげるというと、単純に妖怪の漫画家と捉えている方も多いですが、京極夏彦や荒俣宏など著名な作家との交流も深く、日本の土着文化の研究者としても一流の実績を残しました。また、水木しげるのラバウル戦記の挿絵にも多く出てきますが、フランスの画家のスーラを思い起こさせる様な、非常に緻密な点描表現を用いた絵も印象的でした。
 晩年はNHKの連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で再び脚光を浴びましたが、世間から評価されるのが遅かったかなという気もします。ご冥福をお祈りいたします。