家相建築設計事務所様 連載(74)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

それでは、昨年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

●すぐにでも実行してほしい、心地よい事務所づくりのポイント.
『ゆとり』が服を呼び込む

昔から出入り口というように、出るものが出なければ入るものも入らない。だから、出入り口であって入り出口ではない。つまり、利益や信用が欲しければ、それを呼び込むために不要なものを出す必要があるということなので、利益や信用の居場所を用意することがポイントになる。

そのためには、事務所にはゆとりがあることが望ましい。限られたスペースであっても、社員の机やオフィス家具がぎっしりではだめで、せめて花や観葉植物、絵画でも飾れるスペースはほしい。特に注意してほしいポイントは本棚だ。

本棚には、仕事関係の書籍から業界の資料、顧客の資料などがぎっしり詰まっているケースが多い。さらに、棚板と書籍の間にもいろいろと詰め込んであれば見た目も最悪だ。たとえ、顧客や来訪者から見えない場所に設置されていたとしても、そのままにせず改善すべきだと思う。まずは、本棚の整理をして、不要なものをすべてなくすこと。空いたスペースには福を呼び込むつもりで実践してほしい。

例えば、仕事上のトラブルなど、いろいろな問題を抱えて悩んでいる経営者の人。それこそ、本棚の整理どころではないと思われるかもしれない。確かに、抱えているトラブルを解決するための現実的な対処は、もちろん必要なこと。大いに努力すべきだと思う。ただし、具体的に動くことができない時は、まずは足元を見つめて自分の身の回りを整理する。不要なものを取り除いてシンプルにすると、気持ちも同じで、ゆとりが生まれる。そのゆとりが問題解決の糸口になって、福を呼び込むことにつながるのだ。

机の引き出しの中など、社員それぞれが整理してゆとりのスペースを作ることも大切。事務所全体のレイアウトも見直して、とにかくゆとりを作る。福が欲しければ福の居場所を設けることがスタートなので、その場所がなければ大切な福もやってこない。そして、不要なものが多いと,福ではなく不幸が居座ることにもなりかねない。意識してゆとりを設けて、福の居場所を用意してほしい。

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