家相建築設計事務所様 連載(98)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、平成28年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 事務所別偏 テナント型事務所のポイント⑧

テナントの入り口と形

 

オフィスビルなどの一部を使用する場合には、次の点に注意してほしいと思います。

例えば、5階建てのビルの3階部分に事務所があるケース。

その3階すべてを1社で使用している場合には、エレベータやトイレなどの共有スペースすべてを含めて中心を取り、家相の吉凶を判断します。

もし、いくつかのテナントで使用している場合には、共有部分は外して自分たちが使用する専有部分のみで中心を取り、そこから家相の吉凶判断をすることになります。

つまり、一社のみでその階すべてを使用するケースと、いくつかのテナントで使用ケースでは、家相の観方が違うということです。

 

家相学上では、いくつかのテナントで使用するよりも、一社のみで使用するケースを吉相と考えます。

テナントの業種や社風などによって違いもありますが、やはり、一社のみで使用するケースでは「気」が違うというのが理由です。

大まかにいえば、数多くのテナントが入居し、そして来客も含めて不特定多数の人が出入りするテナントピルよりも、テナント数も少なく、限られた人間のみが出入りをするテナントビルの方が吉相ということです。

更に、ビル全体すべてのフロアーを使用できるのが最良ですが、使用する階だけでも単独で使用できるテナントビルを選んでほしいと思います。

 

一つのフロアーを複数のテナントで使用するケースでも、方位によって違いが出ます。

基本的には、建物の中心から観て東側や南側のスペースのエネルギーが高く、北東表鬼門と南西裏鬼門のエネルギーは低くなります。

ただし、建物の立地条件や窓の数や位置によっても違いが出るので、この点も考慮して総合的な判断を心がけてください

 

次に使用するテナントの形について説明します。

三角形など鋭角な部分が多いテナントは、家相学上、マイナスなので避けてください。

多少の鋭角なら、レイアウトの工夫で調整もできますが、どうしてもテナント内の気が落ちてしまいます。この気が下がると、そこで働く人たちのモチベーションが下がるのは、ある意味仕方がありません。

開運事務所を目指すのであれば、鋭角部分のあるテナントを避け、無難な長方形の物件を活用してください。

 

専用部分の出入り口の方位も、もちろん大切です。

どんなテナントでも、北東表鬼門と南西裏鬼門の方位に出入り口がある物件は避けるべきです。

テナントによっては、鬼門の出入り口をふさいでしまい、新たに出入り口設けるのが可能なケースもあります。また、出入り口が複数あるケースもあるので、必ず、方位を考慮して出入り口の動線を考えてほしいと思います。