ISO徒然日記 第三章 ~世界に一つだけのISO~
第2章では、 ISOを取得する為にかかる時間やお金について説明させていただきました。
第3章では、 ISOの具体的な内容について説明させていただきます。
皆さんは、JIS規格や他の会社の品質マニュアルを読んだことがありますか?
JIS規格は、国際標準を満たすためにするべきことが記載されています。
したがって、JIS規格を読むことができ、それにしたがって品質マニュアルを作成することが出来れば、
ISOを取得することが出来ます。
しかし、一度読んだ方はお分かりになると思いますが、JIS規格の文章は、抽象的で、
理解することがとても難しいのです。
私も、最初の頃はJIS規格が何を要求しているのか分からなく、
JIS規格をそのまま写して品質マニュアルを作成していました。
JIS規格は、標準化をするために「~をしてください」と謳っています。
しかし、「~をしてください」と謳ってはいますが、「どのように」という事までは、言っていません。
例えば、ISOを取得する為には、文書や記録を作成して保存して下さいと言っていますが、
どのような文書を作成して、どこに保管して下さいとまでは、言っていません。
したがって、運用そのものは、各人に委ねられているのです。
書店で売っているISOの文例集を買って、それを丸写しにしても全然意味のないことだと思います。
会社といっても、建設業やサービス業など色々ありますので、文書や記録などは、
その会社にあった独自のものを作成しなければいけません。
書店で売っている文例集などを購入してそれを参考にする事は、いいことだと思いますが、
それをそのまま丸写しにすることは、やめた方がいいと思います。
たぶん、他の人の文書は、審査をとおっている会社の文書ですので、文書審査はとおり、
そのほうが簡単だと思います。
当社も最初は、他の会社の文書や、ISOの文例集を丸写しにしました。
しかし、それを実際に運用してみると「使いにくい」という意見があり、
自分に合った文書に作り変える必要がでてしまいました。
やっぱり、その会社にあったもの、あったやり方をしなければいけません。
ナンバー1よりオンリー1ですね。
それでは、また次回。
今回は真面目に書きすぎたかな?