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「技量審査場所」


 昨年から今年のはじめにかけて不祥事続きの大相撲界、極めつきは携帯メール八百長事件でありました。これにより春場所は本場所として65年ぶりに中止となり、 5月18日からの夏場所は力士の技量審査の場所として東京・国技館で行われました。
 過去にもさんざん八百長を噂されながら、日本相撲協会の関係者たちは「大相撲に八百長はない」として放置してきたものです。八百長が起きる背景には、番付制度の抱える構造的な問題があるとする識者が多くあり、「勝ち越し」と「負け越し」の差が番付に大きく影響し 8勝目の価値が高すぎるといいます。だから 7勝 7敗力士の千秋楽の勝率がかなり高率で、 8勝 6敗の力士と対戦した際の勝率が79.6%にも及んでおり、この数字からみても八百長が強く存在するという指摘もあります。
 既に引退している元三役力士は、八百長について「お金をやりとりしてシステム化してやるのは論外であるけれど、人情相撲というか武士の情け、もののあわれを大切にするところが角界には昔からあった。現役時代、真剣勝負だけれども時には相手に情がからむこともあった」と。更に「神事、伝統芸能である相撲はスポーツとしては真剣勝負だけれども、あいまいな部分も残していかなければならないし、だからこそ相撲は落語や歌舞伎などの題材にも取り上げられてきたのではないか」ともいいます。
 またある人は、「大相撲の八百長は昔から当たり前のこと、だまされて見て楽しんでいればよかったが、今回はっきりとばれてしまってはやはりそれはいけないということになる」といいます。昔から八百長を認めつつ、それを言わない約束で楽しんできたことが、これからはできないことになってしまいました。
 八百長は明治初年通称八百長という八百屋が、相撲の年寄某との囲碁の手合わせで常に 1勝 1敗になるようにあしらったことが語源だといわれています。辞典には「相撲や各種の競技などで、一方が前もって負ける約束をしておいてうわべだけの勝負を負うこと。なれあいの勝負」 (広辞苑) とあり、八百長は昔から相撲との縁が深かかったともいえます。そして日刊紙の世論調査で「今回の発覚以前から八百長問題はあると思っていたか」については、回答者 (約 3,000人) の96%が「YES]と回答しています。とはいえ「今後も大相撲を見るか」との問いには、52%の人が「見る」と回答しています。
 放駒理事長が「土俵で失った信頼は、土俵で取り戻すしかない」と言ってはじまった異例の技能審査場所は、横綱白鵬の 7連覇で終りました。全体的には15日間緊迫感のある相撲が多かったと評価され、ひとまず信頼回復の第一歩となったことは確かでしょう。しかし「みそぎ」は今場所では終りではないことを角界の関係者は肝に命じ、今後とも信頼される土俵の実現に努め、ファンの期待にこたえてほしいものです。

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