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税理士並河の歌談義(初音ミク編)(H24.11.12)

1 初音ミクを知っていますか?
 
 若い人やインターネットに慣れ親しんでいる人は多分「イエス」と答えるでしょう。
 
 初音ミクはヤマハが開発した音声合成システム「VOCALOID2」を採用したボーカル音源の一つで、メロディと歌詞を入力すると声優の藤田咲の音声データが内蔵されている合成音声によって歌ってくれる女性バーチャルアイドルです。
 
 彼女は2007年8月にクリンプトン・フューチャー・メディアからデビューしてニコニコ動画などでよく見かけましたが、最近ではファミリーマートなどのCMや、ライブに出演し、さらに海外進出までする大活躍で、紅白出場の噂になるほどの人気ぶりです。
 
 初音ミクに派生するキャラクター・ボーカルシリーズの第二弾は「鏡音リン・ラン」、第三弾は「巡音ルカ」と続き、挫折したバーチャルタレントとして「弱音ハク」が登場しています。
 
2 日本文化と初音ミク現象
 
 私は20年ほど前、税務調査で某プロダクションに臨場したが、その会社は資金を投入して若い女性のバーチャルタレントを開発していました。
 
 当時はそのタレントにアニメのキャラクターのようにして専属で広告等に活用しようとしたようですが、歌を歌う能力までは開発しておらず、パソコン普及も熟していなかったためか、開発したバーチャルタレントは脚光を浴びることなく終わってしまったようだ。
 
 初音ミクの歌声は最初に聞くと無機質で味気ない感じがしますが、いわゆるコンピューターの機械的な声とは違って格段に人間に近い合成音なので、慣れてくると癒し系に聞こえ、自分が知らないうちにオタク化しているのかと余計なことを考えるから不思議です。
 
 世界で一番有名な日本の歌手は今や初音ミクではと思えるほどインターネットでは数多くの曲を歌っており、そのレパートリーの広さは軍歌にまで及んでいます。(彼女と軍歌はミスマッチですが)
 
 日本の製造業はかつての勢いがなくなり、巻き返しに苦慮していますが、Karaoke、アニメ、コミック、コスプレ、日本食といった日本文化は今では多くの国々で親しまれ、世界を席巻していることは非常に喜ばしいことです。
 
 織田信長の能舞に「夢か,現か、幻か」というのがありますが、エンターテイメントの世界ではバーチャルの存在は大きく、ITの進歩とともにこの先も楽しみです。

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