家相建築設計事務所様 連載(69)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

それでは、昨年5月に出版された「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

●すぐにでも実行してほしい、心地よい事務所づくりのポイント
2.自然の光を活用する

人が心地よく感じるために必要なものとして、光は大切だと思う。特に、自然の光は何よりも大切だ。

自然の光を取り入れるためには、窓がなくてはならない。例えば、オフィスビルの換気ができないFIX窓でも採光を確保できるだけで、その部屋のエネルギーを上げることができる。

部屋の明るさを確保するだけなら、照明だけでも十分だと思う。それこそ、地下室でもどこでも照明があれば仕事をするには支障がない。ただし、そこで働く人たちの実力を十分に発揮できるとは思えない。つまり、自然の光が取り入れられる部屋と人工的な照明だけの部屋では、エネルギーが違うのだ。

すべての部屋に窓があることが最良だが、難しい場合には、少なくとも大切な仕事をする部屋や顧客と商談をする部屋などは窓のある部屋を活用してほしい。そこで働く人たちだけではなく、来訪された人にも心地よい空間になるはずだ。

家相学では、日光(自然の光)を世の中で一番大切なものとして考えている。太陽の光がなければ人間も含めてあらゆる生命が成り立たない。家相学上、大切な方位である北東の表鬼門や南西の裏鬼門の成り立ちも、すべて太陽の動きと関連している。例えば、一家の主の方位に北西方位が望ましいことには理由がある。北西方位は、太陽が東から登り、東南から南方位、さらに南西から北西方位まで移り行く間に、その恩恵を十分に受けた作物が豊かに育つ様を表している。実りや財産という象意を持つ方位が北西で、そこを一家の主の定位としているのだ。鬼門やそのほかの方位についても、詳しく後述するので楽しみにしてほしい。
29年5月 家相