家相建築設計事務所様 連載(131)~家相の流儀・流派 ~

皆様こんにちは、佐藤秀海です。

 

それでは、拙著「今日からできる開運事務所」(清文社)の中から、皆さんに参考にしてほしい部分を紹介いたします。

 

事業をやるからには、成果を上げてほしい。そのためには、運も必要です。バブルのように消えてしまう運ではなく、努力に努力を重ねて手にした本物の運を手に入れるために、家相の知恵を活用してください。

 

  • 業種別事例 ヒント⑩・保育園編2

 

前回は、氏神様の御神力と地元の人たちの協力で、現園舎を取り壊すことなく新園舎の建築が可能になったことをお伝えしましたが、今回は、新園舎の間取りについて説明したいと思います。

新園舎の設計と施工は、ともに地元の業者さんが担当し、私は、家相の部分に特化した設計管理を行いました。主な内容としては、各種設計図書の監修、吉日を考慮した工程管理、定例会議への出席で、工事か始まってからは現場にも出向きます。

先ずは、園舎の大きさと配置、玄関の位置と道路からのアプローチ、トイレの位置と汚水管の配管経路などを私が指示してプランニングに入りました。

それでも、設計事務所から最初に提出されたプランは、玄関と階段が大きく貼り過ぎていて、建物の構えが凶相。また、玄関上部にも大きすぎる吹き抜けもあるなど多くの問題がありました。

保育室の配置についても、中な方針が定まりませんでしたが、緊急時の避難を考慮して乳児と1歳児、2歳児の保育室を1階に設置。3歳児から上の園児は2階にまとめることにしました。

卒園式や入園式など行事への対応のためのステージをどこに置くのか、園児たちが使う楽器の収納スペースの確保など難問はたくさんありましたが、定例会議ごとに問題点を整理して、家相的にも無難な間取りが出来上がりました。

 

そして、新園舎建築から旧園舎の解体、跡地を公園に整備するまで現地に通い、すべての工事がスムーズに完了することができました。新園舎で元気に遊ぶ子供たちの姿を見た時の感動は、今でも忘れることができません。

私の事務所には、園児たちから贈られた手作りの感謝状が飾ってあります。私の宝物です。