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ニホンカワウソ(H24.10.1)

 国の天然記念物で「絶滅危惧種」に指定されていたニホンカワウソについて、環境省は生息を30年以上確認できていないことから絶滅したと判断し、「絶滅種」に指定しました。ニホンカワウソが最後に確認されたのは、高知県須崎市の新荘川で昭和54(1979)年8月のことで、「県獣」としてきた愛媛県などでは落胆する声が相次いでいるそうです。ニホンカワウソはイタチ科で体長1メートル前後、魚やエビを好みます。昭和まで生息していた哺乳類の「絶滅」は初めてであり、先の大戦前には全国各地で生息していたものが、毛皮目的の乱獲や河川の汚染で生息地が破壊されるなど人間の仕業により激減していったとみられています。
 ニホンカワウソは水辺の愛嬌者、動作はユーモラス、そして河童のモデルとも語り継がれてきました。向田邦子の作品に「かわうそ」という短編があります。定年間近かの男が妻を小動物に見立てたもので、「厚かましいが憎めない。ずるそうだが目の放せない愛嬌があった」と。「ひとりでに体がはしゃいでしまい、生きて動いていることが面白くて嬉しくてたまらない」という妻が、いつかデパートの屋上で見たカワウソに似ているというのです。そして、この家にもかわうそはいたほうがいいという思いに至ったのでした。
 環境省では、日本に生息、生育する動植物について絶滅の危険度を評価し、まとめたものを「レッドリスト」としています。内容は危険度の高い順に「絶滅」「野生絶滅」「絶滅危惧 (Ⅰ類・Ⅱ類) 」・・・などに分けて概ね 5年ごとに見直しを行い、保護対策や保護区の指定をする際の基礎データとしています。改訂版のレッドリストでは、哺乳類、鳥類、はちゅう類など計3,430種を絶滅危惧種に指定、これは前回よりも419種増加しています。身近なものとしては、水生昆虫のゲンゴロウが1ランク危険度が高い「絶滅危惧Ⅱ類」に、リストになかった野生のハマグリも干拓や護岸工事などの影響を受けてゲンゴロウと同じランクに登場しています。スーパーマーケットなどで売られている多くのハマグリは、中国や韓国から輸入される外来種であり、潮干狩りで採れるハマグリも外来種を放したものだといいます。
 ニホンカワウソと同じ遺伝子持つのがユーラシアカワウソであると東京農大の佐々木准教授の研究グループが発表しました。ユーラシアカワウソはロシア、アジアに広く生息しており、DNA鑑定の結果その中でも中国のユーラシアカワウソの遺伝子がニホンカワウソに最も近く、コウノトリやトキと同じように国内での野生復帰も可能であるといいます。東京農大グループの研究成果が、カワウソの野生復帰にまで発展して日本の河川のあちこちで愛くるしい姿が見られるようになるのが楽しみですね。

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